2011年11月25日金曜日

たそがれ

空が暗くなり始める薄暮のころ 急いで川べりのカフェへ
屋上にあるオープンエリアに陣取り冬の空気に包まれながら珈琲とチェリーパイを注文する。

西の空が萌黄色に染まる時間を堪能してきました。
遠くにバックライトを浴びてシルエットが浮かび上がる富士山が美しかった。
日没と薄暮の時間を合わせて黄昏と言うのね。
1日のたった30分くらいの時間しか味わえないこの時間の空の色の変化と空気を体感できてよかった。
日出や日没の空の赤色や橙色の強いのは、空気分子や大気中の微粒子による日光の散乱が原因なんですって。
朝の空と比べて夕方の空には微粒子の量が多いため、日没の色は日出の色よりも鮮やかで強いらしいです。
どんな旅行より身近な風景に感動した1日でした。ドラマチックな時間 ありがとう。
まさにマジックアワーね。

カフェのオーナーさんはきりっと髪を束ねてカフェエプロンがスレンダーなスタイル。
日が沈んで寒くなったので下の店内に移動すると暖かい席を用意してくれます。
ここからはオトナの時間
ドイツビールのピルスナーをいただき先ほどの風景を忘れないように
大事な記憶をカラになった瓶の中に移しましょう。
きっとずっと忘れないよ。

もしこんなところで愛の告白なんかされちゃったらきっと永遠に恋に落ちちゃうんでしょうね。

ずっとアイシテルよ。

なんてね。

2011年11月17日木曜日

石鹸の香り



最近講師をしている友人に習ってソープカービングを始めました。
ナイフを使って石鹸を削りながらお喋りをするというのは
手作業の好きな私にとってとても楽しい一時です。
香りに癒され出来上がった作品に笑顔がこぼれお互いの出来について評するのもまた楽しい時間ですが、やはりみんなもともと美大出の人間たち夢中になるなる。
2回講習を受けたのですが家でも何個か彫ってみました。

 シンメトリーになるように石鹸のサイズや形に合うデザインにするなど小さな石鹸の世界でも
必要なのはセンスとバランス
昔見た映画でレースを編みながらお喋りするおばあちゃんたち
 とか
シャネルのお針子さんたちがアトリエでせっせと作品を仕上げながらぐだぐだとお喋りしてるシーンなんかを思い出しました。
そう、昔から女の仕事はクラフトなのだ。
そしてそうやって 手仕事をしながらの井戸端会議には実はいろいろと
大切なことがたくさんつまっているのである。

2011年11月5日土曜日

秋の夕日

私が彼女と同じ年のころ
同じように鎌倉へ行った
そして彼女が撮って来た写真にはあのころ自分がみたものと変わらない
そんな空気がいっぱいだった。
楽しそうに小旅行から帰ってきて話をしてくれる
そして夕日が沈むまで由比ガ浜で遊んだ様子
やっぱり海はいいね